恥の上塗り

特に読む価値はない

どうせみんないつか死ぬから

こんばんは。

ツイキャスで配信している柊です。

リスナーさんに「柊くんの文章読んでみたい!」と言っていただいたので、今日からまれにブログを書いていこうかなと思っています。

取り立てて話すことは特にないと思うので、僕の考えとか、そういうのを雑にまとめていくようなブログになるかもしれない。あとは好きなものについて語るとか。どちらにしろ、みんなを楽しませるような文にはならないと思うから、いや楽しんでほしい気持ちはあるんだけど、実際どうかはわからないから。

結論本当にあまり読む価値のないものだから、僕のブログを読む時間は推しのツイッターを眺める時間とかに充ててくれ。

 

今回は初めてのブログだけど、僕は今まで文章を書くという経験をしたことがなくて、それこそ学校で書く作文くらいだから文章はうまくないと思うけど、よければよろしく。

それで、本題。何を書こうかなと思ってぱっと浮かんだのが、ついこの間配信で話した「歌」のことだったから、今日は歌について書いていこうかなと思う。

※これはブログ書き終わった後に書いてるんだけど、文章書いてたらちょっと楽しくなっちゃって、想像の3436764倍くらい長い文になったから(5000字超えてます)、マジで僕のコアなオタクくらいしか読まないでいいからな。時間の無駄です。疑ってる人は横のスクロールバーの短さを見て現実を受け止めろ。

 

以下、本文。

 

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僕は配信でも話すことがあるけど、歌が大好き。ことバンドとか、そういう話になると止まらなくなるくらい好きです(それこそオタクの気質って怖いもので、コメントにも食い気味で話しちゃうくらい)。

歌を好きな理由はいろいろあるけど、そもそも触れるきっかけになったのは家族の影響だった。僕の家族はみんな歌が好きで、今でも家族でカラオケに行くし、家では誰かしらの聴きたい歌が常にかかってる。僕は例外だけど、みんな歌もうまくて、基本的に歌が好きじゃない人間はうちの家系にはいないってくらい歌が身近にある環境で育った。

だから僕も歌に触れるのはかなり早くて、携帯を持ったのが小学生の時だったから、そのときからユーチューブとかで歌をあさっては毎日聴いてた。無断転載の動画は見ちゃダメって教わってたから、アーティストの公式チャンネルにあがってるMVなんかを、毎日。

 

僕の学校の友達なんかは大体セカオワとかAKBとか、「本当の」流行の歌を聴いてた。Mステに誰が出るとか、どのグループの誰々が推し、とかそういうこと。

でも僕はどちらかというとそっちへの興味はなくて、自分の意志で好きな歌を聴くようになる頃には、バンドや同じアイドルでももっと違うものに興味を示すようになってた。僕の父や母はミスチル、GLAY、B’zなんかが好きで、アイドルと言ったら80年代だとか、今で言えば「ちょっと古め」の懐メロのほうが親しみ深かった。

そんな中で育った僕は、はやりのバンドやアイドルよりも、少し古いところから歌に興味を持ったわけで、そうすると友達との話にはあまりついていけなくなる。僕が思うアイドルは松田聖子さんや中森明菜さん、榊原郁恵さんだけど、みんなはAKBの前田敦子さんとか、渡辺麻友さんとか。バンドも、みんなはsilentsiren、セカオワ、そのあたり。僕はTUBEとかチェッカーズだったけど。

 

だんだん周りと趣味が合わなくなって、別に僕もはやりのアーティストが嫌いなわけじゃなかったけど、別段大好きというわけでもなかったから、なんとなく居心地の悪い思いをずっと抱えていた。ミスチルだっていまだに人気だろとか、聖子ちゃんは永遠のアイドルだろとか、そんなことでちょっとずつひねくれてしまったように思う。

これって周りに話すと結構「そんなことで?」って言われるんだけど、小学生のときの周りとの違いって、たとえ小さいネタでも本人からしたら50倍くらいのダメージを負ったりする。一度「僕は人と違うのかも」って思ってしまうと、そこから「みんなのいる場所」に戻るのはなかなか難しいし。そういう劣等感って、ちょっとずつ蓄積してひとつの大きなコンプレックスになってしまって、「自分への自信のなさ」に変わっていってしまう気がする。実際僕もその気があるから、ちょっとわかる。

 

そんな感じで悪循環を重ねに重ねて、一時期はAKBセカオワゲス極クソくらえみたいな気持ちになった僕は、いっそ推しでも作ってやろうかと荒療治がごとくはやりものに触れまくった時期がある。みんなに合わせておこう、っていう安パイを選んだ結果だった。それは歌だけじゃなくて、アニメやバンドやマンガも同じく。でもそれも続かなくて、なんなら拒否反応を示して終わったから、なんというか無駄な時間だったな…と振り返った今は思う。

けど、僕は正直その行動をとった当時の僕に感謝してる。理由は、サンボマスターに出会えたから。

 

僕がサンボマスターに出会ったのは、小学校4年の夏だったと思う。たまたま学校が早く終わって、友達との会話でネタになるから、なんていう邪な理由で見てた再放送のドラマを見るために急いで家に帰った。よし見るぞなんて意気込んでお菓子片手にテレビを見たら、たまたまいろはすのCMがやっていた。

そこで流れていたのが、サンボマスターの「世界をかえさせておくれよ」だった。

衝撃だった。こんな歌は聴いたことがなかった。ギターもドラムも、歌も何もかもが力強くて、汗だくだったからだがもっと熱くなった。

 

そのあとの僕はもう再放送のドラマなんてそっちのけで、ユーチューブでサンボマスターの動画をあさりに漁った。そうしたら出てくる出てくる、宝の山!あんなに興奮した瞬間は、今でも塗り替えられたことがない。

そこでもうひとつ感謝したいのが、ユーチューブの関連動画の項目。あそこに出てきたナンバーガールエルレガーデンくるり、そういったバンドたち。

僕が知っているバンドは、ちょっとかっこいい大人が、かっこいいことを歌っているようなものだった。もちろんそれはそれですごく素敵だし、どっちがいいとかそういうことを言うつもりはないんだけど、たとえばナンバガサンボマスター。メガネをかけたかっこつけてない男性が、なりふり構わず歌っている姿。

僕が求めていたのはきっとこういうものなんじゃないかと、そのときやっと腑に落ちた気がした。同時に、本当の「ロック」ってここにあるんじゃないか、と思った。

翌日、僕は友達との話についていけなかったけど、そんなの全然怖くなかった。授業中も、ずっとギターとドラムが頭の中でうるさく鳴っていて、楽しくて仕方がなくて、先生には「話はちゃんと聞け」って怒られた。けど、僕の脳内ではずっと、ナンバガは「透明少女」を、エルレは「風の日」を、くるりは「ばらの花」を歌ってくれていた。そう思った。

(ここでひとつ謝罪したいことがあるんだけど、さっき無断転載の動画は見ないように教えられてたとか言って、この時見たエルレの動画は無断転載だったと思う。今確認したら消えてたけど、今更ながらこの場をお借りして謝罪します)

 

それから僕の世界は変わって、ある意味開き直ってイキった。めちゃくちゃイキった。しかも現在進行形。かっこつけてないってかっこいいってこと、本当はみんなに言いふらしたかった。多分だけど、あいつらは、僕が好きなバンドを見たら「何これ」って笑ったと思う。けどそれがかっこいいんだ。笑われるくらいでちょうどいい。だから僕は今、教室で爆音で聴くナンバガサンボマスター、ここまで語らなかったけど筋肉少女帯なんかに救われている。

ほかにもイエモン忘れらんねえよエレカシブルーハーツなんかも好きなんだけど、こういう人たちってどこか青臭いところが特徴だと思う。歌詞だけ見たら全然かっこよくなくて、どっちかっていうと男のカッコ悪さ丸出しっていうか、本当に飾らない言葉でできている。

でもそれがこんなにもうれしいものだって、僕は気づけて嬉しかった。居心地の悪い僕のカッコ悪さや情けなさを、代弁してもらっているような気持ちで。

 

僕が好きなバンドマンたちは、歌ってる姿がいつも死にそうでびっくりする。ここで死んでもいいみたいな、歌っているっていうよりもはや叫んでいるような、まさに鬼気迫るものを感じる。だから一般的なテレビ(Mステなんか)に出ちゃうと、結構周りから引かれがちだったりするんだけど、それが好きなんだよ。だって僕は周りの人間に引かれてきたから、今更大衆に引かれるものを好きって言って引かれたって、痛くもかゆくもない。むしろそれが誇らしくって、今は世界に色がついている。

僕は、どうせみんないつか死ぬから、かっこつけるなんてしなくていいと思う。だって死んだら、かっこつける間もなく、間抜けな顔で花に囲まれて、棺に入るんだし。

 

 

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余談だけど、僕はサンボマスターでロックを知って、筋肉少女帯でアングラを知った。そのつながりでアーバンギャルドを好きになって、今のところアーバンのライブは横浜までの距離ならほとんど参加してる(10周年のKEKKONSHIKIにも参加した)。戸川純さんとか、バンド以外のソロボーカリストもたくさん聴きます。

あと、アーバンからボカロを知って(歌詞の中にボカロって単語があって、調べてみたらハマった)、ボカロからボカロPが結成したバンドを好きになったり、アーバン推しのアイドルたちも好きになった。

バンドじゃないもん!七星ぐみさんや、ゆるめるモ!のあのさん、そこからアイドルに興味をもってでんぱ組.incを好きになったり、果ては街中でやってるアイドルのライブを見に行ったらChu☆Oh!Dollyの大崎瑠衣さん推しになったり、まねきケチャ中川美優さんを推したり。

 

アイドルについても少し書かせてもらうとして、なんかこう書くとめっちゃキモイんだけど、女の子が一生懸命頑張ってるところって本当に勇気が出る。アイドルってすごくて、どんなときも笑顔で元気をくれる、それこそ神様って感じがする。そもそもアイドルって言葉自体、「偶像崇拝」って意味のidolから来ているわけだから、こうして「推されて」なんぼのものというか、それがアイドルたる所以なんだなとも思う。

もちろんこれは男性アイドルも同じで、僕はジャニーズには詳しくないけど家族が好きなことやバラエティ番組が面白いこともあって、嵐やSMAP、キスマイ、TOKIOなんかも同じようにすごいと思ってます。大衆が描く理想の姿でいられる人たちって、やっぱりふつうじゃない。当然いい意味で。

 

こうして書いてみて思ったけど、歌っていろんなところでつながりがある。「忘れらんねえよ」ってバンドは僕の好きなチャットモンチーってバンドに影響を受けて結成されてるし、こういうつながりがなければ、ここまで僕がいろんな歌を知ることはなかったな、と思う。

昔好きになれなかったはやりのアイドルやバンドは、正直今でも大声で「好き」とは言えない。でもそれは意地じゃなくて、単純に好みの問題として。こうやって文字に起こせるようになったっていうのは、僕のなかでちゃんと踏ん切りというか、けじめになっているのかな、と思うし。

 

ちなみに僕は今でもAKBは好きじゃないけど、乃木坂や欅、日向坂(ひらがなけやき時代も含む)、ハロプロなんかはバリバリ見るし聴きます。はやりのバンドで言ったら、今を時めくヨルシカもサイダーガールも、WANIMAも髭男も聴くし。

てか書いてて思ったけど、これ単純にAKBとかセカオワ、ゲス極がそんなに好きじゃないだけじゃね?歌単体で聴くと好きなものもあるけど、グループ自体が好きじゃないっていうか。長々と語っておいて今気づいたわ。ウケる。

 

…というズッコケなオチになったところで、今回はこれくらいで終わろうかと思います。

気づいたら5000字以上書いてた。ビビる。本当はまだまだ語り足りなくて、ラウド系のバンドならベガスが好きとか、オルタナなら、マスなら、とかマジでいろいろあるんだけど、全部書いてたら学会提出する論文か?みたいになっちゃうから、これくらいで。

 

こんな感じで、このブログは、好きなものとかそういうのをひたすら語るブログになると思う。オタク気質丸出しみたいな、お前そこまで聞いてねえよ話なげえよ、ってくらいの文章量になるかも。元来かっこつけて生きて居ようって思ってるタイプじゃないしね。ブログタイトル、「恥の上塗り」だし。

 

読んでて分かった人もいるかと思うけど(そもそも最後まで読んでくれた人いるのかな。いたらありがとう)、僕はかっこつけてないけど、結構普通にイキってる痛いやつです。もしかしたら配信でにじみ出てるかもしれないけど。恥。

けど、イキるって大事だよ。イキりはプライドだから。ひねくれる必要なんてない。みんな素直にイキっていこう。振りかざさなくていいから、心の中にジャックナイフを持っておけ。

 

最後に僕の、人生のBGMに設定してる歌詞を置いて今日は去ります。

 

 

「変わったアナタを誰に見せたい?」

あからさまに見くびったやつ

あいつらにだ!

 

 

 

読んでくれてありがとう。

 

 

(柊)